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2005年08月15日

ティッピング・ポイント


ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか

マルコム グラッドウェル

なんらかの感染現象において、すべてが一気に変化する劇的な瞬間をティッピング・ポイントと呼んでいます。

あるとき突然、大きな変化が起きることはよくあります。
本や音楽や家電を始め、さまざまな商品が大きなブームを起こします。
任天堂のファミコンが娯楽の革命を起こしました。
Windows95の発売でPCの普及に弾みがつきました。
若貴ブームで大相撲が空前の人気となったこともありました。

これらの変化を意図的に起こすことができれば、商売がやりやすくなるのは間違いありません。
本書では多くの事例を元に、3つに分類しています。
これらの法則を踏まえれば、効率の良いマーケティングが展開できそうです。

原則1 少数者の法則
 媒介人(コネクター)、通人(メイブン)、セールスマンの口コミ

原則2 粘りの要素
 記憶に粘りつくメッセージ

原則3 背景の力
 環境の条件や特殊性


原則1のセールスマンは当然重要ですが、コネクターやメイブンといった口コミを広げる人々はもっと重要です。
多くの知人を持っていて、新しい情報を伝えたがる人は確かに存在します。
自分が多くの知人を持ち、コネクターになってしまえば話は早いのですが、コネクターを見つけ出すことができればよいわけです。

友人を3人たどればコネクターにたどり着くそうです。
どのような友人をたどり、誰がコネクターかを直感的に見極めること、このあたりに人脈作りのヒントが隠されているような気がします。

また、ティッピング・ポイントはマーケティングの世界だけでなく、自分自身の学習にも当てはまるような気がします。
学習曲線はあるときをきっかけに急カーブを描くことがよくあります。
その「あるとき」がまさにティッピング・ポイントだといえます。
そのきっかけは、人の助言だったり、粘り強い反復だったり、環境だったりするわけで、3原則そのままです。

このティッピング・ポイントの考え方を、つぼを押さえた行動の指針にしたいものです。
もちろんそのままビジネスに生かせれば最高ですね。
ちなみに、神田昌典氏が『口コミ伝染病』で実践的なノウハウを公開しています。

3原則とは別に「150の原則」が紹介されています。
集団が150人を超えたときに大規模な変化が生じるというものです。
この原則を知ったときに、船井幸雄氏が紹介した「100匹目の猿現象」を思い出しました。
100か150かという具体的な数字は別にして、この数字を大まかにおさえておくと後々役に立ちそうな予感がしています。
posted by ミズモト at 01:24| Comment(0) | TrackBack(1) | ブランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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