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2005年08月14日

The Next Global Stage


The Next Global Stage: The Challenges and Opportunities in Our Borderless World

大前研一

"The Invisible Continent"(邦題:新・資本論)や"The Borderless World"(邦題:ボーダレス・ワールド)でもそうでしたが、大前研一氏が世界経済について論ずるときは英語で執筆するようです。
英語を話す人口は日本語に比べて圧倒的に多いのですから、英語で書かれた方が世界のためにはなりますが、英語の不得意な日本人は世界の中ではまだまだ不利であることを実感します。

本書はまだ翻訳されていませんので、原書を読んでみました。
英語であろうと、古文であろうと、そこそこの読解力があれば何度も繰り返し読むことで著者の言わんとしていることは伝わってきます。

本書はこれまでの大前氏の主張である「地域国家論」の集大成になっています。
ボーダレス経済に変化していることが、アジアや欧州諸国の発展や技術革新によるビジネスのための新しいプラットフォームの整備を多くの例を挙げて論じていますので、よく理解できます。

お金や物の流れは明らかにボーダレス化していて、今や世界中のATMでお金が下ろせますしFedExで世界中に物を送ることができます。
究極的には世界中のどこででもビジネスは可能です。
現在、コスト削減を目的としてビジネスプロセスを他社にアウトソーシングするBPO(business process outsourcing)が注目されてきています。
世界がボーダレス化することにより、国家や経済区を越えて行うx-BPO(cross-border BPO)が伸びてくることを著者は主張しています。
GEやAMEXがインドにバックオフィスを構えているのは有名な例です。

日本の不利な点はやはり英語です。
言葉の壁を乗り越えてインドでBPOを行うのはそれなりのシステムが必要になってきます。
しかしIT業界では、インドのインフォシスやウィプロが日本に進出してオフショア開発を提供していますので、x-BPOは不可能なことではないとは思います。
言葉の壁を越えられる(ATMやFedExのような)インフラが出来上がれば、日本でもx-BPOが加速するのではないでしょうか。

まずは国内で首都圏から地方へのx-BPOを進めて、同時に海外進出へのインフラを固めていくしかないのでしょう。
私は海外によく出張に行くのですが、中国は日本企業のx-BPOを実現する要素が揃ってきていることを出張の度に肌で感じています。
 ・日本から近い
 ・賃金が安い
 ・特に大連に日本語のできる若者が多い
 ・インド人に比べてビジネスのスピード感が日本人に似ている
  (インド人とはなかなかかみ合わないことが多いです...)
国内や中国(大連や北京)でx-BPOのノウハウを積んでグローバルに飛躍する企業が現れれば、かつての製造業のように世界を席巻する企業が次々に生まれてくることは間違いありません。

これまでのようにみんな同じ方向へ進むのではなく、個々の地域、個々の企業、そして個々人がユニークな強み(ブランド)を持つことがますます重要な時代になってきています。
個々が戦略を立てて強みを伸ばす教育を自身に対して行なっていくことが大切です。
When you have described your vision, fully utilizing your imagination (realstically, as kosoryoku demands it to be), you can spell out your strategy. When you have the strategy, you can develope a business plan that spells out human and capital resource allocation, and a time frame for implementing the plans.

To develope this type of talent, we need to nurture future business leaders in the same way we develope world-class athletes and artists. We need to start early, exposing them to good instructions and coaches. A lot of give and take will help the man or the woman to shape the vision of the world to come. It is not possible to draw a picture of this universe, but we know it and how fast it is moving and developing.
posted by ミズモト at 16:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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