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2005年08月03日

会社を変える戦略


会社を変える戦略―超MBA流改革トレーニング

山本 真司

ベストセラーになった『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』では物語を通してTOC(制約条件の理論)を理解できました。
本書はMBAで習う経営科学の技術を物語通して解説していますが、『ザ・ゴール』同様非常に理解しやすいものでした。
MBAを数時間で学んだ気がします(笑)

流行り(?)のSCM、BPR、CRMを経営に取り入れることの必要性を説きながら、「人」の大切さを訴えているのが印象的です。
しかし、分析・加工スキルでぬきんでて、ここをコア・ケイパビリティにして差別化するというシナリオは甘すぎる。良い分析手法はいずれまたみんなに共有される。それが、IT時代の本質です。分析技法は容易に模倣されるのです。
私は、IT時代の差別化の武器は”人”だと思っています。

個人の能力、企業の『遺伝子』、企業の文化、教育投資……さまざまな要素の複合体で人は育ち、組織能力は成長します。こうした優位性は確立してしまえば真似されにくい。したがって、長期にわたって永続する優位性=差別化の武器になる可能性が大きいのです。

また、経営者としての心構え、あり方も参考になりました。
矛盾した意思決定をできる、マイナスの影響を最小限にとどめることができる。それが経営者の役割です。

『切る』という意思決定は、鬼となって、すなわち、資本の論理や分析結果に素直に従って、冷静にドライに行え。しかし、『仏の心』をもって実行せよということです。

しかし、大切なのはやはり「考える」ことです。
次のフレーズは頭に叩き込んでおこうと思います。
私が以前経営コンサルタントを経験して学んだのは、@自分の頭で考える、Aそれは借り物ではない、自分の言葉で証明できる、B自分の頭で考えるために、物事を裏から斜めから見る習慣をつける、なるべく意見のない異なる刺激材料を収集する――ということだったんだ。

一通りの経営技術に加え、経営者としての心構え、戦略的思考まで実践的に学べて、とっても得した気分になりました。
posted by ミズモト at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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