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2005年07月10日

方法序説


方法序説

デカルト

「われ思う、ゆえにわれあり」
デカルトのあまりにも有名な言葉です。
すべてを否定して物事を考えた結果、考えている「われ」がいることは否定できない真理だということですね。

高校生のころ、この言葉を習ったときは意味深だけど当たり前だなという程度の感想でした。
しかし、それから多くの経験を積み、この言葉の出自である本書を読んで、やっとデカルトの言わんとしていることが分かってきました。

デカルトは自然科学を研究していましたが、(現代では当たり前のことですが)その際に論理的な考え方が必要となることに気づきました。
論理的思考法を追求した結果、かの有名な真理に至ったということです。

現代ではクリティカル・シンキングとしてビジネススクールでも学問の対象として扱わていますが、300年以上前に論理的思考の有用性に気づき、シンプルで美しい最小限の言葉で表したのは芸術的とも言えます。
自然科学や芸術をはじめ、全ての学問は哲学の上にあるということを思い知りました。

デカルトは論理学を次の4つの規則にまとめてしまっています。非常にシンプルですが現代でも通用します。
第一は、わたしが明証的に真であると認めるのでなければ、どんなことも真として受け入れないことだった。

第二は、わたしが検討する難問の一つ一つを、できるだけ多くの、しかも問題をよりよく解くために必要なだけの小部分に分割すること。

第三は、わたしの思考を順序にしたがって導くこと。

そして最後は、すべての場合に、完全な枚挙と全体にわたる見直しをして、なにも見落とさなかったと確信すること。
物事は意外と単純な法則の上に成り立っているものです。
その法則を見つけ出し取り入れることが成功への道なのでしょうね。
posted by ミズモト at 00:54| Comment(1) | TrackBack(2) | 哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBどうもでした。
デカルトの主著ということで身構えてしまいますが、思いのほか小著で驚かされた本でした。「哲学するなら、まずはここから」という意味では良い本だと思いました。
Posted by Sonic at 2005年07月10日 02:18
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