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2005年06月14日

君主論


新訳 君主論

ニッコロ マキアヴェリ

何となく「冷たい」イメージのあったマキアヴェリの君主論ですが、全くの偏見でした。実に冷静に君主・リーダーシップを分析しています。

君主 = 社長
国 = 会社
民衆 = 従業員
軍事 = 事業
征服 = 買収

このように置き換えていくとビジネスを対象にしているようにしか読めません。

結論として述べておきたいのは、ただ一つ、君主は民衆を味方につけなければならない。そうでなくては、逆境にあって対策の立てようがないということだ。
スターバックスのシュルツ氏のように従業員を大切にすることで、事業はうまく進みます。労働組合の対策に頭を悩ませているばかりでは進歩がありません。

さて君主は、戦いと軍事上の制度や訓練のこと以外に、いかなる目的も、いかなる関心事ももってはいけないし、またほかの職務にも励んではいけない。つまり、このことが為政者がほんらいたずさわる唯一の職責である。
社長の仕事は会社のビジョンを描くことです。社長がそのことだけに取り組める組織が理想です。

さて、もう一つの、頭を使っての訓練に関しては、君主は歴史書に親しみ、読書をとおして、英傑のしとげた行いを、考察することが肝心である。
一流の人は大抵読書家です。読書は知識を得るにはもっともコストパフォーマンスが高いですが、マキアヴェリの時代から変わらないのですね。それともマキアヴェリが先進的だったのか。

したがって、君主は野獣と人間をたくみに使いわけることが肝心である。
これは強烈な言葉です。確かに野獣の要素がないと突進できないかもしれません。

だから、君主は戦いに勝ち、そしてひたすら国を維持してほしい。そうすれば、彼のとった手段は、つねにりっぱと評価され、だれからもほめそやされる。大衆はつねに、外見だけを見て、また出来事の結果によって、判断してしまうものだ。
経営者は孤独だと言われる所以の一つですね。何をやっているかなんて関係ありません。結果が全てです。大部分の投資家も結果ばかりを追いかけます。

だれからりっぱな進言を得たとしても、よい意見は君主の思慮から生まれるものでなければならない。よい助言から、君主の思慮が生まれてはならない。
リーダーは自分の頭で考えなくてはいけません。当たり前のことですが、すぐ人に頼ろうとする弱さを人間は持ち合わせています。日ごろから考える習慣をつけておく必要があります。

人は、慎重であるよりは、むしろ果断に進むほうがよい。
先が見えなくてもビジョンをもって進んでいけば、そのうちよく見えるようになってきます。だから大きな夢を描きましょう。

事例は中世ヨーロッパですが、全ての言葉は現代を生きる私たちに向けられている印象を受けました。君主論、リーダーシップというのは普遍ですね。
古典はやっぱりすばらしいです。
posted by ミズモト at 00:40| Comment(0) | TrackBack(1) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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