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2005年06月12日

バリュースペース戦略


バリュースペース戦略

J・セス, B・ミッタル

バリュースペースとは『エクセレント・カンパニー』や『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』であげられたような超優良企業のための条件を戦略フレームワークに落としたものとして提唱されています。

取り上げている企業は他の文献でもよく出てくるアメリカンエキスプレスや3Mです。調査対象の企業は似通ってきますね。それだけ「超」優良企業の証なんですが。

バリュースペースを構成する要素(顧客、価格、パフォーマンス、パーソナライゼーション)には目新しいものはありません。強いて言えばパーソナライゼーションがありますが、これも最近の『ONE to ONEマーケティング』や『パーミションマーケティング』に似た概念です。

オリジナルなのはそのフレームワークにあります。顧客中心から始まって、価格・パフォーマンス・パーソナライゼーションのバリューを最大限に高め、さらに付加価値を加えることにフォーカスをあてていることです。フレームワークだけでなくバリュースペース構築のためのプロセスにまで踏み込んでいます。

優良企業への条件(例えば顧客主義やイノベーション)をあげる経営書は多く、混乱を招きかねません。その意味でフレームワークは経営者の焦点を絞るのに必要なものだと思います。フレームワークがあると従業員との価値観の共有もしやすくなります。
フレームワークは経営者自身で見つけたりその企業にあったものを利用するのが良いのでしょうが、引き出しが多いほうが有利なのは間違いありません。

バリュースペースというフレームワークは比較的すっきりまとめられているという印象を受けました。経営者の頭の中を整理するのには最適なものの一つでした。
posted by ミズモト at 01:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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