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2005年05月23日

知価革命


知価革命―工業社会が終わる 知価社会が始まる

堺屋 太一

先見の明には定評のある堺屋氏ですが、本書で予測された未来もすばらしいです。バブル期前に工業社会から「次なる社会」を大胆に予測しています。物財(モノ)を中心とした経済から「知恵の値打ち」(=知価)を創造する社会に変わるというものです。現在のブランドやソフトウェア産業、ライセンスビジネス、情報革命等を予感させています。

しかし、見るべきは堺屋氏の予測した未来の検証ではなく、氏の視点・思考法にありました。
1万年もの歴史を俯瞰し、古代・中世・近代といった文明の節目における人間の意識にフォーカスしています。現代では当たり前と考えられていること(例えば等価交換)も、時代が変わるとそうではないことをあげて、未来は現代の延長上には考えていません。前提を疑ってかかるゼロベース思考と歴史の大きな流れを見る大局観が随所に見られます。

堺屋氏のこの思考法を見習って、少しでも自分のものとしていきたいものです。

今から20年前の本ですが、知価社会の考え方は今でも通用します。
それ以上に歴史を見る目を学べるところに大きな価値を見出せる一冊です。
posted by ミズモト at 00:35| Comment(1) | TrackBack(1) | ブランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
体調不良の時期にTBを頂いていたので、御挨拶も出来ず失礼いたしました。ITとブランドに関して私も興味ありますので、これを機会に遊びに来させてくださいませ。
Posted by 明るい空 at 2005年06月29日 08:39
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