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2004年12月02日

企業を高めるブランド戦略

ブランド戦略論の入門書として「企業を高めるブランド戦略」を読んでみました。
企業を高めるブランド戦略

新書なので持ち運びが楽 = どこでも読みやすい、ブランドの基本がとっても分かりやすく書かれている、ということでブランド論を学びたい人にとってはとっつきやすいです。まさに入門書です。

ブランド本を何冊か読んでると本書に特に目新しいところはありませんが、エッセンスがぎゅっと詰まっている感じです。その中で特徴的だなと思ったのが市場オファー戦略マトリックスと呼ばれるブランド戦略でのポジショニングの戦略モデル。これは企業が内的志向か外的志向か、質的志向か量的志向かという2軸によって4つのセルに分類したものです。それぞれのセルをテクノ・マーケター(内的かつ質的、技術力優位)、コスト・マーケター(内的かつ量的、低コスト生産・調達力優位)、ブランド・マーケター(外的かつ質的、ブランド力優位)、チャネル・マーケター(外的かつ量的、営業力優位)と呼んでいます。似たようなモデルでポートフォリオ戦略のPPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネージメント)が有名ですが、これのブランド戦略版といった感じでしょうか。確かに単純化して4つのセグメントに分けて考えると分かりやすい。良品計画やナイキを戦略移動の例としてあげています。この例がまた分かりやすく、すんなりと腑に落ちました。

面白かった説明にブランドパーソナリティについてがありました。ブランドパーソナリティとはブランドを人に例えるとどうあらわせるかというものです。ここで筆者(の教え子?)は日本のブランドには内気因子(内気な、恥ずかしがり屋の、おっとりした、寂しがり屋の...)があると提案しています。「ヤクルト」「東芝」「ドトールコーヒー」などはこの性格で説明できるとか。分からないでもないですが、日本のブランド特有といわれると???です。

巻末のケーススタディには日本のブランドがいくつか出てきます。これはうれしいですね。著者が外国人のブランド本の場合、大抵「キャンベルスープ」や「ネスレ」なので、「ミツカン」が出てくるとなんとなくほっとします。「ミツカン」については他でも取り上げられていたのを見たことがありますが、200年もの歴史がありながらほとんどの家庭にその商品があるのを考えると、ブランド戦略が浸透しているのでしょう。創業200年にはびっくりしました。


【本日の教材】
「企業を高めるブランド戦略」

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posted by ミズモト at 01:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ブランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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一言
Excerpt: くだらない事を書いてます。暇だったら覗いてください。
Weblog: 毎日一言ブログ
Tracked: 2004-12-02 01:04
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